WORKS
秋田の家
2022
DESIGN / MASAKO HIRANO
LOCATION / AKITA,JAPAN
CONSTRUCTION AREA / 388㎡
始まりは1部屋の内装から
最初にご要望をいただいたのは、1部屋の内装であった。そこからお話を重ねていくうちにフルリノベーションへと発展。お客さまのお好みのテイストや趣味趣向を丁寧にヒアリングしデザイン設計を行ったのは、平野正子氏。工事内容によっては東京から熟練の職人を呼び左官や鉄骨階段などの施工を行った。外構についてもまわりの風景になじむよう華美すぎないイメージ、というお客さまのご希望に沿って各お部屋からお庭の緑が美しく見えるよう木々を配置し、心安らぐ空間が生まれた。また、秋田県産の素材を随所に使用することで、モダンでありながらも温かみを感じる内装に仕上げ、お客さまからもご満足いただけた一邸である。
間仕切り壁を取り払い、天窓を新設して奥まで光を導いた開放的なリビング。天窓と折り上げ天井が連なるようデザインし、奥行きある空間をつくりだした。家具類は、デザイナー平野氏と営業担当がお客さまと共にショールームを巡り空間に合わせてコーディネートした。
美しく見えるよう配置した庭の木々が窓一面に広がる開放的な浴室。右側にあるミラーにも緑が映りこみ、まるで森林浴を楽しめるようなやすらげる空間となっている。奥に見えるウッドデッキを抜けるとプライベートサウナがある。
左上/玄関を入り正面に見えるベンチには、地元の特産である秋田杉の一枚板を使用。シンプルでありつつも存在感を放つ。
右上/マリエンバード工房野口氏に依頼したグラスアートは、お客さまのご要望に合わせてデザインから製作まで全てオーダーメイド。玄関からリビングダイニングエリアへと来客を導く象徴となっている。
左上/玄関ドアはお客さまのご希望で地元の建具工房にてフルオーダー製作。木材を燻し、表面の色合いを何度も調整したことで深みを生み出した。
右上/障子建具も玄関ドアと同じ工房にてフルオーダーで製作。平野氏がデザインし、手前の格子とマッチした和モダンな空間に仕上がっている。
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