先輩社員に訊く 建装事業 <建装営業>
営業というのは、お客さまからのご相談事を会社の窓口として最初にお受けする部署になります。新規のご依頼だったり、メンテナンスだったり、ご相談内容をお聞きし、社内の様々な部署と連携しながら、案件の最初から最後までをまとめて進めていくことが仕事です。
入社して間もない頃、大きな案件を担当する機会をいただきました。営業としては、設計や見積もりなど他部署の先輩方にもお願いしなければならない立場です。
自分の考えをどう伝えればいいかと悩むところもありましたが、一方で、私の考えが本当にお客さまの意図に応えているかどうか、先輩方に相談に乗っていただきながら進めていくことができました。
1年目はとにかく目の前の仕事に取り組むので精一杯。全体の流れをつかみ、先を見越して行動できるようになったのは2年目くらいです。3年目を迎えた今は、これまでの経験則に基づいた判断ができるようになってきたと感じています。
当社のこれまでの実績から、依頼されるお客さまの期待値は出発点から高く、それだけに仕事にも「一つも妥協してはいけない」という緊張感があります。ただ、クオリティの高いものというだけではなく、建材選定でコストを抑えるなど、いい妥協点を提案していけることも当社の強みだという思いもあります。これまで培ってきた長い歴史があるからこそ、いろいろな工夫のできる引き出しもたくさん持っているのです。この大切な歴史の価値が“持ち腐れ”とならないよう、新しいものと組み合わせ、未来に向けた新しい価値として創り出していくことができればと思っています。ものづくりはそのプロセスの中にある工夫や気遣いがあってこそ完成していくものです。そういう部分も含めて、自分たちも継承し、会社の資産として次世代へと引き継いていけたらいいと考えています。
「納める」という言葉は、自分たちが最高だと思うものを責任もって作り、お客さまにお届けするという気持ちで使っています。
私は営業担当ですから、お届けした後のお客さまとの信頼関係づくりにも、この想いがつながっていると思っています。お届けした後のメンテナンスでも、新規のご依頼でも、いつでもご相談いただけるよう、頻繁にお客さまをお訪ねし、関係を維持していくことも、営業の大切な仕事です。また、いただいたご相談へのレスポンスは迅速に、責任をもって取り組み、「納める」ことで、お客さまとの関係をより深めていくことができるのではないでしょうか。
プロフィール
理工学部の建築学科、大学院を卒業し入社。建装営業担当に配属されて3年目、新入社員の教育にも挑戦中。「自分が理解してないと教えることはできないですね。仕事では自分の理解度が相手の理解度につながると改めて感じました」と、生来の研究熱心さをここでも遺憾なく発揮している。
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