採用情報

建装・デザイン事業

大池彩加/ライン一本の重み経験して初めて理解できた設計という仕事の意味/2011年入社/環境創造事業部 生産管理部 プロダクト設計担当

デザイナーがデザインした家具を形にする、その橋渡しが私の仕事です

入社後、プロダクトデザイン担当として家具の製作図を描く部署に配属されました。製作図とは何か全く分からない中、上司の厳しさと優しさにあふれる指導に導かれ、家具とは何か、製作することとは何かを徹底的に叩き込まれました。

現在はこの経験をベースに、国内外のデザイナーがデザインしたホテルの様々な用途の特注家具の実施図面製作を担当しています。

デザイナーがイメージしたデザインを製作方法を含めて細かな指示を図面として落とし込み、実際に製作する家具職人に受け渡すのが私の仕事です。製作図があって初めて家具が形になります。製作図の良し悪しが家具のクオリティを、そして価格をも左右しますので、課せられた責任は重大です。私の引いた一本のラインによって家具の性能も価格も決まっていくのです。

設計業務を通じて知った共同作業の大切さ

学生時代私は吹奏楽部に所属していました。それぞれの楽器がそれぞれの役割を演じ、同時に他者を意識することで美しいハーモニーが生まれます。実施設計という仕事も空間を創造するハーモニーを構成する重要な楽器であると、今は考えています。デザイナーや家具職人との仕事はもちろん、予算を管理する営業担当や納品を担当する調達担当など様々な皆さんとの共同作業で家具は命を与えられるのです。

「あなたの書いた図面は解かり易い。」と評価をいただいた時や、自分が作図した家具が何もない部屋に運び込まれ空気が一変する瞬間に立ち会えた時の喜びは、共同作業の結果であるがゆえに、なおのこと大きいものです。喜びを仲間と分かち合うことで、製作する上での様々な苦労や、押しつぶされそうな責任の重圧も良い経験と思い出に変わります。

知らないということは可能性を秘めているということ

入社時は漠然と、店舗のデザインをしたいと考えていました。インテリアデザイナーという華やかな職業の言葉の響きに憧れだけを抱いていました。ですので、当初は家具の細かい原寸図を日々描き続けるという仕事に疑問を持った時期も正直あります。

そのような時、学生時代の仲間や、同時に入社した同僚と話すと、刺激を受けると共に、人それぞれ環境は違えども同じ悩みを抱えていることを知り勇気づけられました。

入社以来、数年を経て、製作図作成という今の仕事の奥深さが理解できるようになりました。仕事を任されているという責任を重く受け止めると同時に、それゆえに得られる喜びも知ることが出来ました。

現在の自分は、学生時代何も知らなかったことを理解しています。でも、それは決して若さゆえの過去を恥じているのではありません。知らないがゆえに、自分のまだ見えない可能性を、自分がまだ知らない世界を発見できるそのスタート台に立っていたのだと思っています。これからも様々な経験を先入観なく受け止め成長していく自分を、自分自身楽しみにしています。