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ミラノサローネレポート2012

2012.05.08建装・デザイン関連

イタリア、ミラノで毎年開催される世界最大の家具見本市"ミラノサローネ"に今年初めて三越環境デザインも参加しました。

日本国内でも発売以来ご好評いただいております「バンブーチェア」、昭和初期の水彩図面をもとに自社工場にて復刻製作しました「サロンセット」と「洋風飾棚」、当社若手デザイナーによる作品「マンゴーソファ」(各家具の詳細はこのHP内でもご紹介させていただいております。是非ご覧ください。)この4つの作品を展示させていただきました。

当社といたしましても初めての試みで、はたしてヨーロッパでどのような評価をいただくのだろうかと不安をいだきつつミラノ入りした営業企画開発/浜本、家具製品管理担当/清水の二人のレポートです。

サローネ出品経緯から、会場での評価

4月15日 9:45 成田空港発ローマフィウミチーノ空港 AZ0783便12時間45分のフライト、さらにそこからミラノ マルペンサ空港18:35着 AZ1028便でミラノへ ホテルについたのは15日20時過ぎでした。

翌日16日ギャルドミラノオフィス1階にてサローネの準備作業場所を提供していただいたギャルドさんとは百貨店及びブランドショップを通じてかねてよりお付き合いさせていただいている会社です。

今回の企画は、3月に着任された福泉社長のご好意で話が進みサローネ初出店の運びとなりました。オフィスはミラノ中央駅から地下鉄で8つ目の駅のそばでビア トルトーナという地区にあります。本会場とは離れていますが 旧倉庫街で近年再開発が進んだ注目されている地区です。(多分マンハッタンのソーホー地区のような感じではないでしょうか)現在一部工事が開始されているが アルマーニが街づくりを進めると言ううわさもあります。

今回出品した作品は
【1】Bamboo Chair : 竹の曲線が美しいパーソナルチェアで 昭和12年にデザインされたものです。新たにデザインしたスツール、テーブルとともに既に国内で販売実績があります。
【2】日本の洋家具復刻 : 復刻家具は、昭和2年頃 個人のお客さまのためにデザインされました。 飾り棚、卓子、肱掛椅子の3点を 当時の高級感を現在の材料でアレンジし、最高級の工芸品として現代に蘇らせました。
【3】:オリジナルモダンファニチャー2011年に開発されたマンゴーソファーは、当社デザイナーの納土悠子デザインのまったく新しいタイプのオリジナル家具です。

6日間の会期中2400名以上のお客さまが世界各国から会場にお越しいただきました。全てのお客さま お子さまからご年配の方まで幅広く人気があったのはかわいくてビビットなカラーのマンゴーソファーで座った方は皆笑顔になります。次は バンブーチェアで こちらは、設計事務所やデザイン関連のお仕事をしている方やエコに感心のある型などに人気でした。私たちの当初の不安をよそに、お客さまの反応は大変よく、早速ヨーロッパ他各地での販売にむけての具体的な話が数多く進んでいるところです。

サローネ、今年の傾向

今年で51回を迎えたミラノサローネ、今年も来場者数32万人越えの巨大展示会となりました。

出展の内容は国際家具見本市をはじめ、インテリア小物、キッチン家具、照明器具などで、出展社数は1250社あります。 それらを収容する会場も20万9000平米もあり、全スタンドを視察するには10日以上必要になると思われます。

ビッグネームが集中するブースはやはりすごい混雑でしたが、ほかにもちょっと変わったデザインの家具を集めているブース、バストイレタリーに特化したブース、キャノンの映像を使った神秘的なブースなども人気を博していました。

50周年であった昨年はカラーも華やかでビビットなものが多かったと聞いてましたが、今年はどちらかというと、アースカラー寄りであった印象をうけました。素材もあいかわらずエコをうたったものも多くみられました。毎年視察されている方によると、総体的なデザインテイストは年々モダン傾向が濃くなってきているとの事で、なるほど、確かにクラシックな家具はおされ気味といった感じでした。

今回出品した ビアトルトーナ地区は、期間を通じて快晴の日は少なく雨が多い印象で街の人々はどちらかと言うとシックで地味な色のファッションが目立ちました。 しかし、会場(街)は、毎晩どこかのブースでパーティーが開かれており、夜遅くまで大混雑でした。

初めてのミラノ

現在ミラノは、2015年開催予定の万博に向けて再開発の建築ラッシュです。
加えて、経済不安の状況下でIVA(付加価値税)など、ビジネスをする上で悩ましい問題もあるのですが、それでも、街中が世界遺産のような歴史的(古い)建築物であふれており道路の石畳ひとつでさえ数百年の歴史を語ってくれそうなすばらしい街です。

ゴシック大聖堂のドゥオーモは写真で見たことは何度もありましたが実物を前にしてその圧倒的な存在感に言葉が出ませんでした。
その横にあるガレリアも歴史を感じる巨大モールですがその中央部分にプラダ、LVと並んで近年なんとマクドナルドが出店ミラノっ子も賛否両論とのことです。

他には、ブランドが多く店を構えているモンテナポリオーネ通りやおしゃれなコルソ・コモ周辺などを散策しましたが一番印象に残っているのはミラノの空の色です。
特に20時~22時位までが最高で藍色と言うか群青色と言うか少し明るいけれど暗い夜空が最高に美しかったです。

前述にもございましたが、今回の初サローネ出品は、現地で私たちの想像をこえた反響がありました。ミラノからの、好感触であるという報告を聞き、社員のモチベーションも今以上にあがっております。

当社といたしましても新たなビジネスチャンスを開拓すべく、代理店契約などの具体的な商談を進めているところでございます。日本国内においても、興味をもたれた方は是非、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

*この記事は三越環境デザインWebサイトで掲載していたものです。